PM2.5とは
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先日、PM2.5の濃度が高いという注意喚起の放送がありました。

春とかだけでなく、冬でもPM2.5の濃い日があるんだなと意外に思って、

放送を聞いていました。


こうなると年中PM2.5の濃い日があるということなので、ちょっと心配になり、

PM2.5というのはどんなもので、どう体に悪く、防ぐにはどうすればよいのか、

今さらながら調べてみました。



PM2.5とは

最初に、PM2.5というのはどんなものかということですが、

PM2.5とは微小粒子状物質で粒子径が概ね2.5μm以下のもののことで、

英語では「Particulate Matter 2.5」となるので「PM2.5」というのだそうです。


μmというと、1mmの1000分の1ですから、

2.5μmだと0.0025mmということになります。


花粉症の原因となる杉やヒノキなどの花粉は約30μmだそうですから、

その10分の1以下の大きさのPM2.5というのは、

目に見えないほど小さな粒子なんですね。


どんな粒子がPM2.5?

こんな小さな粒子であるPM2.5ですが、

PM2.5である粒子にはどんなものがあるのでしょうか。


調べてみたところ、

人為的に発生するもの

・ディーゼル排気

・工場の煤煙

・コークス炉や鉱物堆積場などの粉じん

・タバコの煙

・ハウスダストの粒径の小さなもの

・塗装や印刷等で発生するVOC

(VOC(Volatile Organic Compounds)とは、

揮発性有機化合物のことです。)


自然界で発生しているもの

・植物から蒸発するVOC

・火山の噴出物

・波しぶきなどの海塩の飛散


などがあるそうです。


こうみると、PM2.5というのは、

普段の生活の中に普通に存在しているということでしょうか。


となると、PM2.5が濃い状況に長くいると、体に悪影響が出やすいのではないかと考えられますね。


環境基準

そのPM2.5の濃さについて、国は平成21年9月に環境基準を設定しています。

その基準は、

1年平均値が15μg/? 以下であり,かつ1日平均値が35μg/m3 以下であること。

とされています。


この環境基準とは、

「人の健康を保護する上で維持することが望ましい基準」

ということなので、

この基準を超えるとすぐに人体に悪影響が出るということではないようです。


そこで、環境省はPM2.5の注意喚起のための暫定的な指針となる値を、

日平均値「70μg/m3※」と設定しています。

(※ 立法メートルを表す文字は機種依存文字なので、Webでは文字化けしたりしますから、ここではm3と表記します。)


その指針の値をふまえ、注意喚起を行うかどうかの判断をする値を、

午前中の早めの時間帯での判断では「85μg/m3」

午後からの活動に備えた判断では「80μg/m3」

とし、PM2.5の計測値がこれらの値を超えた場合、

日平均値が「70μg/m3」を超えると予測できるので、

注意喚起をするようになっています。


PM2.5への対処は?

注意喚起が行われると、

「窓を閉め切る」「外出を控える」

といったことが伝えられます。


ただ、そうはいってもこういった対策が無理なこともありますから、

マスクをするとか空気清浄機を使うといったことがよく言われています。

空気清浄機については、PM2.5に対応したもの売られています。


うちでは、古くなったエアコンを買い換える際、

PM2.5に対応した空気清浄機能のついたものを購入しました。

効果のあることを願っています。


マスクについては、一般のものですと、いろいろなものがあり、

性能によってPM2.5をどれだけ遮断できるのか変わってくるので、

一概に効果をどうこう言えないそうです。


とはいえ素人考えですが、口から空気を直接吸い込むよりは、

マスクをした時のほうが空気を吸い込みにくいので、

PM2.5についても多少なりとも吸い込みにくくなる効果はありそうなんですけどね。


PM2.5を遮断できるマスクというのは、高性能な防じんマスクで、

米国の防塵規格N-95をクリアしたものなどがあります。

ただし、これらの防じんマスクは少し息苦しく感じるので、

長時間の仕様には向かないそうです。


PM2.5の人体への影響

最後に、人体にどのような悪影響があるかですが、

PM2.5は肺胞まで届くサイズなので、

吸い込みすぎると肺や気管支にダメージを与えるとのことです。


肺や気管支がダメージをうけると、

ぜんそく肺がん気管支炎

を発症するリスクが高くなります。


それだけでなく、

不整脈や心筋梗塞のリスクを高める可能性も指摘されていますし、

国際がん研究機関(IARC)は、PM2.5を含む大気汚染について、

発がん性があると認定しています。


呼吸器が弱い、呼吸器疾患がある、高齢者や子どもといった方は、

影響を受けやすいと思われますから、

PM2.5の濃い日には何らかの対策をされたほうが良いでしょう。


PM2.5は、例年3月から5月に高くなるそうですし、

黄砂が飛んでくるときも濃度が上昇する可能性があるそうです。


大気汚染物質広域監視システム

そらまめ君」(http://soramame.taiki.go.jp/)というのもありますので、

気になる方はこちらでチェックしてみてください。