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麦秋とは

麦秋(ばくしゅう)って言葉、ご存じですか?


麦は、秋に播種(はしゅ)され、

冬を超え暖かくなってから茎がどんどん伸び始め、

初夏に収穫をします。

(播種とは、種を蒔(ま)くことです。)


麦秋とは、麦の穂が実って、収穫の時期になった初夏の頃のことをいい、

夏の季語となっています。


麦秋の読み方は「ばくしゅう」だけでなく、

むぎあき」とか「むぎのあき

と読んだりもします。


初夏なのに、なぜ麦秋?

なぜ初夏の頃のことなのに、秋というのでしょう。


秋というと、いろいろな作物の収穫の時期ですから、

麦秋は麦にとっての「収穫の秋」ということで、

初夏の頃であるにもかかわらず「秋」という字が使われています。


七十二候では、二十四節気の小満の末候に、麦秋至があります。

麦秋至は、「ばくしゅういたる」とか「むぎのときいたる」と読みます。

期間としては、年によってズレたりしますが、5月31日~6月4日頃です。


6月4日頃は、立春から120日目ぐらいになり、

麦の刈り取りの目安となっています。

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