日経平均株価とかTOPIXって何?
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日経平均株価(にっけいへいきんかぶか)」とか

TOPIX(トピックス、東証株価指数(とうしょうかぶかしすう))」とか、

よくニュースで見ますが、それらは一体何なのでしょう?


日経平均株価とは

まずは、日経平均株価についてです。

日経平均株価とは、日本経済新聞社が計算して発表している、

東京証券取引所の市場第一部(東証一部)に上場している企業約1700社のうち、

日本経済新聞社が選定した225社の平均株価です。


日本の株式市場の株価指数の代表的なものの一つで、

単に「日経平均」とか、「日経225」とか呼ばれたりします。


政府の経済統計としても使われています。


開始されたのは、1950年9月7日からなんですが、

当時は日本経済新聞社ではなく、

東京証券取引所が算出していたので、

東証修正平均株価」という名称でした。


その後、東京証券取引所が東証株価指数(TOPIX)の公表を開始したため、

1970年に、日本経済新聞社が引き継ぎました。


1975年5月から1985年4月までは、

NYダウなどを公表しているダウ・ジョーンズ社の

許可を得て「日経ダウ平均株価」という名称でした。


それを、一部マスコミが「東証ダウ平均株価」といっていたので、

その時代を知っている人の中には、

日経ダウ」だとか「東証ダウ」と呼ぶ人もいます。

1985年に、現在の名称である日経平均株価になりました。


銘柄をどう選定しているのか

選定される225社には、セクター間のバランスに配慮しながら、

取り引きが活発で流動性の高い銘柄が選ばれます。


セクターとは、日経業種分類の36業種を、

「技術」「金融」「消費」「素材」「資本財・その他」「運輸・公共」

の6つに分類したものです。


選ばれた225社は、ずっとそのままではなく、

年に1回定期的に見直され、入れ替えられたりします。

上場廃止などがあった場合も、緊急に入れ替えが行われます。


なぜ選ぶのは225社なのかというと、全業種からバランスよく選んでいったら、

結果的に225社になったからとされています。


日経平均株価の計算法

日経平均株価は、ダウ平均株価と同じ計算方法で計算されている、

ダウ式平均株価です。

平均株価なので、基本的には、

選定された銘柄の株価の合計を、銘柄数で割ったものです。


ただ、それでは不具合が出る場合があるので、

ダウ式修正法によって除数(割る数である銘柄数の部分)を修正します。


不具合が出る場合というのは、株式分割や銘柄入れ替えなどです。


株式分割の場合、たとえば1:2の比率、つまり1株を2株に分割すると、

発行済み株式数は2倍に、株価は2分の1になります。

株式分割では、時価総額(=株価×発行済み株式数)は変わらないのですが、

株価は下がるので、そのままでは日経平均株価は下がってしまいます。


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選定されている銘柄を入れ替え場合、

外された銘柄と新たに加えられた銘柄の株価が

違えば、それだけで日経平均株価は上がったり下がったりします。


このように、通常の株取引によって、

株価が上がったり下がったりしたわけではない場合には、

平均を求める計算式の除数に修正を加え、

株式分割や銘柄入れ替えなど変更があった、

前後で日経平均株価が変わらないようにします。

(連続性を保つといいます。)


その修正は、

除数=変更後の株価合計÷変更前の日経平均株価

という計算式で行います。


また、計算に使用される株価には、みなし額面による調整が行われます。


株式の額面制度は、2001年10月にあった商法改正で廃止されましたが、

選定されている225銘柄すべてにみなし額面を設定し、

それを使用して株価を旧50円額面に換算して計算に使用します。


これは、単元株が1000株の銘柄の株価と1株の銘柄の株価を、

そのまま同列に扱うのは適切ではないためです。

換算は、株価×(50÷みなし額面)という計算式で行われます。


以上の修正が加えられた数値を用いて、日経平均株価の計算は行われています。


その計算式は、

選定された銘柄の修正株価合計÷除数(単位:円)

となります。


日経平均株価の算出は、15秒ごとに行われています。


TOPIX(東証株価指数)とは

次に、TOPIX(東証株価指数)についてです。


TOPIXは、東証一部に上場している全銘柄の時価総額を、対象にしています。

1968年1月4日の、全銘柄の時価総額を基準の100として、

算出時点の時価総額が、どれぐらい増減したのかを指数化して表します。


計算式は、

算出時の時価総額÷基準の時価総額×100(単位:ポイント)

です。


この式、単位は違いますが、変化の割合(%)を求める式みたいですね。

TOPIXは、1秒ごとに算出されます。


ただ、有償増資、新規上場、上場廃止などにより、株価は変わらなくても

時価総額が変わってしまう場合には、時価総額を修正して計算します。


日経平均株価とTOPIXのズレ

日経平均株価とTOPIXは、どちらも東証一部に上場している銘柄が対象のため、

東証二部、大証、ジャスダック、マザーズなどの銘柄の影響は、

全く受けません。


その他、日経平均株価は、

値がさ株(値嵩株)など特定の銘柄の影響を受けやすく

株式市場全体の動きを反映していないと、批判されたりしています。


値がさ株というのは、株価の高い株のことで、

株価がいくら以上なら値がさ株というのか は決まっていませんが、

株価が1,000円以上の株を指す場合が多いです。


日経平均株価と比べると、

TOPIXの方が株式市場全体の動きに近いといえますが、

上場株式数の多い大型株の影響を受けやすいという問題があります。


日経平均株価とTOPIXの動きは、通常ほぼ一緒なんですが、

動きにズレが生じることがあります。


そのズレを表すものに、NT倍率というものがあります。

NT倍率は、日経平均株価をTOPIXで割ったものです。


NT倍率が上昇すれば、

日経平均株価が影響を受けやすい輸出関連株、ハイテク株が優位、

逆に下落すれば、

TOPIXが影響を受けやすい銀行株、内需関連株が優位

である、と推測できます。

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