彼岸桜とは
「彼岸桜(ヒガンザクラ)」とは、バラ科サクラ属の落葉小高木です。
江戸彼岸(エドヒガン)と豆桜(マメザクラ)の交雑種で、
樹木としてはあまり大きくならず、高さは5mほどにしかなりません。
「小彼岸(コヒガン)」、「小彼岸桜(コヒガンザクラ)」とも呼ばれます。
なぜ彼岸桜というのでしょうか?
それは、花期が染井吉野(ソメイヨシノ)より早く、
春の彼岸の頃から咲き始めるからだそうです。
彼岸桜といえば、長野県伊那市の高遠城址公園のものが有名です。
ここの彼岸桜は、「高遠小彼岸桜(タカトオコヒガンザクラ)」と呼ばれます。
この彼岸桜は、小彼岸桜としては新種であり、
高遠(たかとお)固有の種類ということで、
「高遠小彼岸桜」と命名されたとのことです。
彼岸桜の花言葉
次に、彼岸桜の花言葉です。
・心の平安
・精神美
・優れた美人
・独立
沖縄の桜は「ヒガン」じゃなく、「ヒカン」桜
ところで、沖縄では1月から桜が咲き始めますが、
染井吉野ではなく「緋寒桜(ヒカンザクラ)」という種類です。
中国南部から台湾に分布している種類で、
沖縄では入ってきた後に野生化したそうです。
沖縄で桜といえば緋寒桜のことです。
「ヒガンザクラ」と「ヒカンザクラ」。
音が似ているため、沖縄の桜の開花のニュースでは、よく混同されました。
そのため、彼岸桜と区別しやすいよう、
「寒緋桜(カンヒザクラ)」と呼ばれることが多くなっています。
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