「寒」とは
「寒の入り(かんのいり)」とは、文字通り「寒(かん)」に入ることです。
「寒」というのは、
二十四節気の23番目の「小寒(しょうかん)」と
24番目の「大寒(だいかん)」の2つの節気、
それぞれの期間を足し合わせた期間のことです。
この時期は、1年の内で一番寒さの厳しい時期になります。
寒の入りは小寒の日
「小寒」の期間は、定気法で太陽黄経の285度の時、
日付では1月5日頃から始まりる約15日間です。
「小寒」とは、期間のことを指すだけでなく、
この期間の始まりの日のことも「小寒」といいます。
なので、「寒の入り」は「小寒」の日という事にもなります。
「小寒」は、暦便欄で
「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」
と説明されています。
「大寒」の期間は、
「小寒」が終わった次の日から「節分」(「立春(りっしゅん)」の前日)まで
の約15日間です。
ですから、
「寒」は「小寒」の1月5日頃から「節分」までの約30日間
ということになります。
「寒」は、
「寒中(かんちゅう)」とか「寒の内(かんのうち)」
ともいいます。
寒中見舞いを出すのは寒の入りから
「寒の入り」になると、寒中見舞い(かんちゅうみまい)を出し始めます。
寒中見舞いは、「節分」までに届くようにします。
「立春」になると、
「寒」が終わり「寒の明け(かんのあけ)」となるので、
寒中見舞いではなく余寒見舞い(よかんみまい)とするからです。
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