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冬至とは

冬至(とうじ)とは、二十四節気の22番目の節気で、

定気法では太陽黄経270度、12月22日頃になります。

また、その日から小寒(1月5日頃)の前日までの、期間の意味も持ちます。


冬至の日は、北半球では太陽の南中高度が最も低くなります。

(南中とは、真南に来ることです。)

そのため、1年の内で最も昼が短くなり、夜は長くなります。


暦便覧では、

「日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也」

と説明されています。


冬至は、「一陽来復(いちようらいふく)」とも言われます。


冬至に最も昼が短くなるということは、

太陽の力が最も弱まる日であると考えられていました。

そして、冬至を境に太陽の力が再び強くなっていくということで、

陰が極まり陽に転ずる日という意味を持つ

一陽来復

とも言われるようになりました。


朔旦冬至とは

今年、2014年(平成26年)の冬至(12月22日)は、

19年に1度の「朔旦冬至(さくたんとうじ)」です。


冬至の日が旧暦の11月1日と重なると、朔旦冬至と呼びます。


旧暦の月の始まる1日は、新月です。

「朔(さく)」は新月を意味するので、

各月の1日を「朔日(ついたち)」と言います。


朔旦冬至は、太陽だけでなく月も復活する日ということで、

めでたい日とされていました。


冬至に、ゆず湯に入り、かぼちゃや小豆粥を食べるのはなぜ?

冬至には、

ゆず湯に入ったり、かぼちゃや小豆粥を食べたりしますが、

これはどうしてなのでしょう。


ゆず湯に入るのは、

冬至=「湯治(とうじ)」

という語呂合わせからとよく言われます。


あと、

ゆず=「融通(ゆうずう)」が利くように

と願ってというのもあります。


ですが、もともとは厄祓い(やくばらい)のための禊(みそぎ)です。

一陽来復にそなえて身を清めるため、ゆず湯に入ったのでしょう。


ゆずは寿命が長く病気にも強いので、

それにあやかってゆず湯に入り、

無病息災を祈ったと言われています。


それと、端午の節句の菖蒲湯と同様に、

ゆずの強い香りは邪気を祓う

とされていたからとも言われています。


1838年の「東都歳時記」によると、

一般に流行し始めたのは江戸の銭湯からだそうです。





ゆずの成分には風邪にかかりにくくする効果があると言われていますので、

冬至にゆず湯を入るのは伝承に関係なく体に良いことだと思います。


冬至粥と言って小豆粥を食べるのは、

小豆の赤色は邪気を祓う

とされていたからです。


その他に、名前に「ん」の付く食べ物を「運盛り」といって、

だいこん(大根)、にんじん(人参)、れんこん(蓮根)、うどんなど

を食べると運を呼び込めるというのがあります。


それで、かぼちゃを食べるのですが、かぼちゃに「ん」は付いていませんね。

なぜ、かぼちゃが運盛りに入っているかというと、

かぼちゃのことを「南瓜(なんきん)」とも呼ぶからです。


かぼちゃを食べると、

「中風(ちゅうふう)」

(脳血管障害の後遺症のこと。中気、卒中とも言います。)

にならないとか、長生きをするなどの伝承があります。


昔は、冬になるとあまり野菜が採れなくなるので、

夏野菜ですが冬まで保存できるかぼちゃは、

貴重なビタミン源だったのでしょう。


単に風習というだけでなく、科学的にも意味があったりしますから、

冬至にはゆず湯に入り、小豆粥やかぼちゃを食べて、

寒く厳しい冬を無事に乗り越えましょう。

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