
内閣府(ないかくふ)。
ニュースや新聞で見聞きすることがよくありますが、
何をするところなのでしょうか?
よくわからないので、ちょっと調べてみました。
内閣府とは
内閣府とは、内閣に置かれる行政機関の一つで、中央省庁再編に伴い、
総理府、経済企画庁、沖縄開発庁、国土防災局などを統合して、
2001年(平成13年)に設置されました。
英語では、「CAO(Cabinet Office)」といいます。
関係する大臣は?
内閣府のトップは、内閣総理大臣です。
そして、内閣府設置法(ないかくふせっちほう)に基づいて、
総理大臣が指名する内閣府特命担当大臣がいます。
内閣府特命大臣には、沖縄および北方対策担当大臣、経済財政政策担当大臣、
金融担当大臣、科学技術政策担当大臣、防災担当大臣などがあります。
内閣府の組織構成は
内閣府には、外局ではない、独自の位置づけの機関として宮内庁が、
外局としては、国家公安委員会、公正取引委員会、特定個人情報保護委員会、
金融庁、消費者庁が置かれています。
審議会等には、選挙制度審議会、独立行政法人評価委員会、原子力委員会、
宇宙政策委員会、食品安全委員会、消費者委員会など、
重要政策に関する会議として、経済財政諮問会議、総合科学技術会議、
中央防災会議、男女共同参画会議などが置かれています。
内閣府の設置目的は
内閣府の任務は、内閣府設置法に
「第三条 内閣府は、内閣の重要政策に関する内閣の事務を助けることを任務とする。
2 前項に定めるもののほか、内閣府は、
皇室、栄典及び公式制度に関する事務その他の国として行うべき事務の適切な遂行、
男女共同参画社会の形成の促進、
消費生活及び市民活動に関係する施策を中心とした国民生活の安定及び向上、
沖縄の振興及び開発、
北方領土問題の解決の促進、
災害からの国民の保護、
国の治安の確保、
国の防衛を通じた国の安全の確保、
金融の適切な機能の確保、
政府の施策の実施を支援するための基盤の整備
並びに経済その他の広範な分野に関係する施策に関する
政府全体の見地からの関係行政機関の連携の確保を図るとともに、
内閣総理大臣が政府全体の見地から管理することがふさわしい行政事務の
円滑な遂行を図ることを任務とする。
3 内閣府は、第一項の任務を遂行するに当たり、内閣官房を助けるものとする。」
とあります。
内閣府は、まず内閣の事務を助けることが任務であり、内閣の重要政策に関する
企画を立案したり、総合的に調整したりします。
ただ、内閣府は、直接内閣を助けるのではなく、内閣官房を助けることとされています。
その他の任務については、統合された省庁のものを引き継いでいる感じですね。