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先日、パソコン遠隔操作事件の被告が、

無罪主張を撤回したとのニュースを読みました。

その被告が、自分はサイコパスだと言ったという見出しネットで見かけました。


この「サイコパス(psychopath)」というのは、何のことなのでしょう?

全くわからないので、少し調べてみました。


サイコパスとは

サイコパスとは、精神病質の人のことで、ほとんどが男性だそうです。

それでは、精神病質とは何なんでしょう?


精神病質とは、

英語ではサイコパシー(psychopathy)といい、

ドイツの精神医学研究者のクルト・シュナイダーは、

次のように定義しています。


「生まれつき性格が正常から逸脱していて、その人格の異常性に自ら悩むか、

あるいはその異常性のために社会が悩む異常人格」


サイコパスの特徴

特徴としては、 サイコパスを人間社会の「捕食者」と表現した 、

犯罪心理学者のロバート・D・ヘアは、次のようなものをあげています。


良心の異常な欠如

他者に対する冷淡さや共感のなさ

慢性的に平然と嘘をつく

行動に対する責任が全く取れない

罪悪感が全くない

過大な自尊心で自己中心的

口の達者さと表面的な魅力


これだけ見ると、とてもまともに社会生活を送れそうには思えません。

しかし、サイコパスが社会に適応できず、必ず犯罪を犯すわけではなく、

実際にはほとんどの人が通常の社会生活を営んでいるそうです。


こういった特徴が、ほどよくバランスが取れて発揮されれば、

有能なリーダーと成り得るとも言われています。

トップビジネスマンや有能な政治家といわれる人は、

サイコパスかもしれません。


サイコパスはパーソナリティ障害

昔は、精神病質の定義は曖昧で、

性格の偏りなどで暴力や犯罪を繰り返せばだれでも精神病質と診断されました。

精神病質と診断されれば、

治療は不可能とされていたので精神病心に入院させ隔離したり、

ロボトミー手術などが行われていました。


現在、精神病質は精神病ではなく、

パーソナリティ障害

とされています。


サイコパスは、

脳の傍辺縁系(ぼうへんえんけい)が十分に発達していない傾向があり、

遺伝病とする意見が主になっています。


日本では、「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」において、

「精神障害者」と定義されており、

反社会性パーソナリティ障害

という名称になっています。


サイコパスかどうかを判定するのに、

サイコパスチェックリスト(PCL-R)というものがあります。


これを使えば、サイコパスかどうかわかるのですが、

専門家でもしっかりした訓練と、正式な採点方法が必要なので、

安易に使わないほうがよいでしょう。