Pocket

GDPとは(2)GDPとは(1)からの続き

 

家事やボランティアは、市場で取り引きされていないので、GDPには含まれません

市場取り引きではないのに、GDPに含まれる例外に、帰属家賃というのがあります。

帰属家賃というのは、自分の家を自分に貸すと便宜上考えて、

貸し主である自分に払う家賃のことです。

まあ、自分が住まずに、人に貸していれば、得られる家賃とも言えます。

帰属家賃は、実際には存在しない家賃ですが、市場の賃貸料から推定され、

GDPに計上されます。

 

古美術品などは、GDPを算出する期間に生産されたものではないため、

市場で取り引きされていても、GDPには入れません。

スポンサードリンク


経済を、ここまでに出てきた生産の側面から見たGDP、

分配の側面から見たGDI(Gross National Income、国民総所得)

支出の側面から見たGDE(Gross Domestic Expenditure、国民総支出)

のそれぞれの額は、理論的には等しくなるという、

三面等価の原則というのがあります。

 

分配の側面から見ると、生産によって得られた儲け(GDP)は、

賃金、税金、利子、賃貸料などの形で、家計や政府の利潤として、

その残りが企業の利潤として分配されていると考えられます。

 

支出の側面から見ると、家計の支出である消費支出、企業の支出である投資支出、

政府の支出である政府支出は、分配された利潤(GDI)から出ていると考えられます。

それに、外国との取り引きを考慮して、GDEには輸出額から輸入額を引いた差額を、

算入します。

 

これらから考えると、GDPが上がるということは

給料が上がることにつながり、給料が上がれば消費が増え、

企業の儲けも増え、さらに生産額を増やすために、

人を雇ったり、設備投資をすることになる、ということですか。

 

このような考え方があるので、GDPが上がれば経済は成長していて、

逆にGDPが下がれば、経済は衰退していると、言われるのだと思います。

現実としては、GDPが上がっても、賃金として分配されるより、

企業の利潤に回すほうが優先されていて、庶民が景気がよくなったと実感することは、

あまりない気が個人的にはしますけどね。

 

GDPとは(3)へ続く

スポンサードリンク