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A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは(2)からの続き

 

合併症としては、化膿性疾患の肺炎、髄膜炎、敗血症(はいけつしょう)など、

非化膿性疾患のリウマチ熱、急性糸球体腎炎(きゅうせいしきゅうたいじんえん)

などがあります。

 

治療には、ペニシリン系の抗生物質(抗菌剤、抗菌薬)が使われます。

アレルギーのある場合には、エリスロマイシンや第1世代のセファムも使用されます。

薬を飲み始めて、24時間経過すると、感染の可能性はほとんどなくなります。

 

これらで症状が良くならない場合には、クリンダマイシン、

クラブラン酸・アモキシシリン、第2世代以降のセファムなどを使用します。

咽頭炎自体は、治療しなくても、たいてい数日で良くなるんですが、

合併症の予防のために、抗生剤による治療を行います。

抗生剤による治療の目的は、咽頭炎の治療というより、

合併症になるリスクを減らすためとも言えます。

合併症予防のためには、抗生物質を少なくとも10日は飲み続けなければいけません

症状が良くなったからと、薬をやめると合併症になる可能性が高くなります。

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の感染経路には、せきやくしゃみなどによる飛沫感染、

菌が手などについて感染する、といったものがあります。

予防としては、患者との濃厚接触を避けること、うがい、手洗いの励行などがあります。

一般に市販されている消毒剤も有効です。

兄弟間の感染率が最も高く、次いで親子の感染率が高いというデータもあるので、

一人がかかったら、症状はなくても、他の家族も一緒に検査を受けた方が良いでしょう。

また、家庭内感染を防ぐために、家庭内でのタオルの共用は、しないようにしましょう。

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、再度かかったりします

インフルエンザのように1回かかれば、しばらくかからないということはありませんので、

治ったからといっても安心せず、予防のために、うがい、手洗いを励行してください。

また、症状が出たら、早めに治療を受け、合併症を予防しましょう。

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