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肺気胸とは(2)肺気胸とは(1)からの続き

 

血胸(血が胸腔に溜まった状態)と気胸の両方が同時に起こると、血気胸(けっききょう)と言います。

血胸が起こるのは、外傷、医原性、動静脈の破裂などが原因です。

 

息を吐くときに、胸腔内に漏れて溜まった空気が、肺に戻らない状態の場合は、緊急性気胸と言います。

この場合、肺に空いた穴は、チェックバルブ(逆止弁)のような構造になってしまっています。

チェックバルブというのは、液体や気体を一方向にしか流さない作用をするバルブ(弁)で、逆流を防ぐ役割をします。

ですので、肺から空気は漏れますが、漏れた空気が肺に戻ることはできません。

そうなると、胸腔内に空気がどんどん溜まり、

心臓やもう片方の肺などを圧迫するようになり、

血圧の低下やショック状態になったりしますので、

すぐに治療する必要があります。

 

肺気胸の多くは、突然発症します。

その時に起こる胸痛(きょうつう)をきっかけに、受信する人が多いです。

肺気胸の症状には、胸痛だけでなく、

背中の鈍痛

息切れ

息苦しさ

大きく息が吸えない

呼吸困難

乾いた咳

酸素飽和度(血液中のヘモグロビンが酸素とどれだけ結合しているかを示す)の低下

頻脈(ひんみゃく、成人の場合で毎分100位上の脈拍)、

動悸

などがあります。

 

まれに、症状のないこともあります。

症状のない場合は、健康診断などの胸部レントゲン検査で、肺気胸だとわかったりします。

 

肺気胸の治療は、軽度であれば無理な姿勢、運動、呼吸をしないよう安静にします。

それで、自然に穴がふさがり、治癒するのを待ちます。

中程度以上であれば、胸腔ドレナージを行って、胸腔内に溜まっている空気を抜きます。

胸腔ドレナージを行っても良くならなかったり、再発を繰り返す場合には手術をします。

手術は、最近では胸腔鏡手術がよく行われます。

以前は開胸手術が行われていましたが、胸腔鏡手術のほうが、手術による傷が小さく、痛みも少ないので増えています。

 

自然気胸の場合、手術をしていない時の再発率は、初回から3年間で50%に達します。

再発した後の再発率は、さらに上がるそうです。

胸腔鏡手術を行うと、再発率を10%程度に下げることができるそうです。

 

肺気胸は、原因がわかっていないので、予防法というものはありません

そうはいっても、最初の方に書いた、発症しやすい要因と考えられている、

ストレスや疲労を溜めない、睡眠不足にならないなどに気をつけていれば、

肺気胸は発症しにくいんじゃないかなとは、個人的には思います。

ただの素人考えなので、効果は無いかもしれませんけどね。

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