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標本木(ひょうほんぼく)春になって、だんだん暖かくなってきました。

桜も開花したところが増えてきて、すでに満開になったところもあるようです。

ところで、私達は天気予報などで桜の開花日や満開日を知りますが、どのように桜の開花日や満開日を決めているのでしょうか?

これらは、各気象台の定めた桜の標本木の状態によって決められます。

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標本木とは、生物季節観測の植物季節観測(桜の開花日や満開日の観測など)を実施するにあたって、植物ごと(桜、梅、楓(かえで)、銀杏(イチョウ)など)に観測対象として定めた木のことです。

標本木は、気象台の敷地内で育てた木や近隣で周辺の環境の変わりにくい場所の木が選ばれています。

老化や周辺の環境の変化等により、標本木が変更されることもあります

また、トラブルの発生により、標本木が変更されることもあります。

例えば、石垣島地方気象台では、桜の標本木が2006年の台風で倒れましたし、水戸地方気象台では、2005年2月に桜の標本木が降雪の重みにより倒れました。

そのため、桜の標本木が変更されました。

さて、開花日や満開日というのは、標本木がどんな状態になった日のことなのでしょう。

開花日は、標本木の花が、桜や梅などの多数の花が咲く種目にあっては5,6輪以上、そうでない種目であれば2,3輪以上、咲いた最初の日です。

満開日は、標本木の花が、約80%以上咲いた最初の日です。

桜でよく聞く、開花日や満開日以外に、発芽日、紅(黄)葉日、落葉日というものもあります。

発芽日は、標本木の葉芽の約20%が発芽した最初の日です。

紅(黄)葉日は、標本木の葉の色が大部分紅(黄)色系統の色に変わり、緑色系統の色がほとんど認められなくなった最初の日です。

落葉日は、落葉樹の標本木の葉の約80%が落葉した最初の日です。

このように、各地の気象台が標本木を観察しているので、私達が天気予報などで開花日や満開日などを知ることができるのですね。

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