Pocket

概日リズム睡眠障害とは(2)概日リズム睡眠障害とは(1)からの続き

 

非24時間睡眠覚醒症候群(ひ24じかんすいみんかくせいしょうこうぐん)では、

寝付く時刻が、毎日1~2時間遅れていきます

そうすると、目覚める時刻も遅れていくのですが、会社や学校に行くため、

決まった時刻に起床するので、寝不足になります。

体内時計の周期が25時間以上と長い、光の影響を受けやすい、

体内時計の調整機能が弱まっている、といったことが発症の原因と考えられています。

 

不規則型睡眠覚醒パターン(ふきそくがたすいみんかくせいぱたーん)では、

通常の睡眠リズムがなくなってしまい、1日に3回以上睡眠をとります

1日の総睡眠時間は正常なんですが、1回の睡眠時間が短いため、深い睡眠が減ります。

そのため、集中力や意欲の低下、体が疲れやすいといったことが起こります。

事故や病気による脳の器質的障害や、昼夜逆転の生活を続けているなどが、

発症の原因とされています。

時間帯域変化症候群(じかんたいいきへんかしょうこうぐん)とは、

時差ボケ」のことです。

時差が2、3時間以上ある場所へ、飛行機で短時間に移動すると起こります。

飛行機で移動するようになってから出てきたので、

英語ではジェットラグ(jet lag)と言います。

 

交代勤務睡眠障害(こうたいきんむすいみんしょうがい)は、

その名の通り、交代勤務が原因の睡眠障害です。

交代勤務のスケジュールに、体内時計を合わせることが困難になると起こります。

症状としては、倦怠感、不眠、胃腸障害などがあります。

 

これらの睡眠障害は、何らかの原因によって、体内時計が狂ってしまうことで起こります。

その原因には、前述したもの以外に、以下のようなものがあります。

・よく夜更かしする

・夜、パソコン、ゲーム、携帯電話などの画面を見て、ブルーライトを浴びている

・食事の時間が日によって違う

・朝、ごはんを食べない

・睡眠が不足しがち

・休日には、寝だめをしている

・朝や日中に、あまり明るくないところで過ごしている

 

治療法としては、光療法、時間療法、薬物療法といったものがあります。

光療法では、2500ルクス以上の高照度光(ライト)を使います。

2500ルクスというと、直視するとまぶしい明るさで、

一般的な蛍光灯は500ルクス程度なので、専用のライトを使用します。

この光を、体内時計を早めたいときには、起床すると同時に、1~3時間浴びにます。

そうすることで、体内時計をリセットすることができます。

遅らせたいときには、眠気が強くなる頃に、光を浴びます。

そうすると、体内時計を遅らせることができます。

 

時間療法は、眠る時刻を毎日数時間ずつずらしていき、希望の時刻までずらしたら、

習慣化させる治療法です。

ただ、効果が1ヶ月くらいしか続かなかったりするので、

光療法や薬物療法を組み合わせて治療されます。

 

薬物療法では、眠気をもたらすホルモンであるメラトニン

睡眠のリズムを正常に整える働きのあるビタミンB12

睡眠薬などが使用されます。

スポンサードリンク