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概日リズム睡眠障害とは(1)眠りたい時刻に眠れない。

というようなこと、あなたにはありますか?

あるとすると、それはたまにですか?

それとも、毎日ですか?

もし、毎日だとすると、あなたは、

概日リズム睡眠障害(がいじつりずむすいみんしょうがい)

かもしれません。

 

概日リズムというのは、

英語では「circadian rhythm(サーカディアン・リズム)」といい、

睡眠・覚醒、ホルモン分泌、代謝などが、体内時計(たいないどけい)によって

調整されている、約24時間周期のリズムのことです。

「約24時間周期」=「概ね(おおむね)1日周期」のリズムなので、

概日リズムといいます。

 

体内時計の周期は、24時間ではなく、約24時間10分~約25時間で、

最近の研究では平均24時間11分という結果が出ています。

人は、この体内時計の周期と1日24時間周期とのズレを修正し、

体を24時間の周期に合わせて生活しています。

 

体内時計が何らかの理由で狂ってしまい、そのズレの修正がうまくいかなくなることで、

起こる睡眠障害のことを、概日リズム睡眠障害といいます。

概日リズム睡眠障害には、内因性のものと外因性のものがあります。

内因性のものには、睡眠相後退症候群、睡眠相前進症候群、非24時間睡眠覚醒症候群、

不規則睡眠覚醒パターンといったものがあり、外因性のものには、時間帯域変化症候群、

交代勤務睡眠障害といったものがあります。

 

睡眠相後退症候群(すいみんそうこうたいしょうこうぐん)では、

体内時計が遅れたままの状態となり、明け方近くにならないと眠れず、朝起きられません。

起きられないのを、無理をして起きると、頭痛、倦怠感、眠気、集中力の欠如、

食欲がなくなるなどの症状が出ます。

無理をせず、自然に目が覚めるまで寝ていれば、そういった症状は出ず、

体調は良いです。

思春期に多くみられ、夏休みなどの長期休暇や受験勉強などにより、

夜型の生活になると発症しやすくなります。

 

睡眠相前進症候群(すいみんそうぜんしんしょうこうぐん)では、

体内時計が進んだままの状態となり、夕方から眠くなり、深夜に目が覚めてしまいます。

昼間の生活には支障は出ませんが、残業や夜のつきあいなどができなくなります。

40代以降の中年や高齢者に多く、体内時計の周期が歳とともに短くなるのが原因です。

 

概日リズム睡眠障害とは(2)へ続く

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