Pocket

春分の日春分の日」とは、国民の祝日の一つで、1948年に交付・施行され、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」という趣旨があります。

また、二十四節気の一つである春分の起こる日で、太陽黄経0度となる3月21日ごろです。

天文学的には、太陽が「春分点」を通過した瞬間となります。

春分点とは、太陽の通り道である黄道(こうどう)と地球の赤道を天に延長した天の赤道との交点の一つです。

スポンサードリンク


黄道と天の赤道は平行ではなく、お互いが傾いているため、2点で交わります。

そのうち黄経0度の点を春分点黄経180度の点を秋分点といいます。

春分の日は年によって違ったりしますが、前年の2月1日に暦要項(れきようこう)として官報に載ることで正式に決定となります。

何年も先の春分の日は、地球の運行が一定ではないなどの要因があり、正確にわからないということのようです。

春分の日は昼と夜の長さが一緒といいますが、実際には昼のほうが少し長いそうです。

なぜかというと、まず日の出と日の入りの定義によるものがあります。

日の出と日の入の定義は、水平線(地平線)と太陽の上端が一致した時となっています。

そのため太陽の半径分、日の出は早く、日の入りは遅くなってしまいます。

それ以外にも、太陽の光が大気で屈折する、観測地点の高さ(目の高さ)などの理由があります。

例えば、2000年(平成12年)と2004年(平成16年)の場合、春分の日の昼の長さは12時間8分だったそうです。

この場合、昼と夜の長さの差は16分となります。

まあ、これぐらいなら昼と夜の長さは一緒としても、個人的には問題無いと思いますけど。

それでは、このような春分の日が、なぜ「お彼岸(おひがん)」となっているのでしょう。

お彼岸とは、春分の日の前後3日ずつを含む7日間です。

仏教では、彼岸とは悟りの境地のあの世のことで、欲や悩みに満ちたこの世は此岸(しがん)と呼ばれます。

お彼岸の最初の日を「彼岸の入り」、春分の日を「彼岸の中日」、最後の日を「彼岸明け」といいます。

この彼岸の中日である春分の日は、真西に太陽が沈みます。

仏教では、真西には極楽浄土があるとされ、真西に沈む太陽は極楽浄土の東門に入ると考えられています。

そういったことから、春分の日は極楽浄土が最も近くなる日とされ、お彼岸に先祖を供養すると、極楽浄土に成仏できるとされています。

そして、昼と夜の長さが等分されるということが、仏教の中道に合致するためでもあるそうです。

また、仏教の浄土三昧経(じょうどさんまいきょう)には、「八王日(はちおうにち)に善行を修べし」とあるためともいわれています。

八王日とは、「立春、春分、立夏、夏至、立秋、秋分、立冬、夏至」のことです。

秋分の日も、春分の日と同じ理由でお彼岸となっています。

お彼岸に食べるものというと、ぼたもちがあります。

おはぎもありますが、ぼたもちと同じものだそうです。

漢字にすると、ぼたもちは「牡丹餅」、おはぎは「お萩」となります。

字の通り、ぼたもちは牡丹(ぼたん)に、おはぎは萩に見立てています。

ですから、ぼたもちは春、おはぎは秋の呼び名ということです。

ちなみに、夏には「夜船(よふね)」、冬は「北窓(きたまど)」と呼ぶそうです。

ただ、小豆(あずき)の収穫時期の関係で、ぼたもちは「こしあん」、おはぎは「つぶあん」を使うそうです。

秋には皮の柔らかい小豆を使えるのでつぶあんで、、春は皮の硬くなった小豆を使うのでこしあんなんだそうです。

あと、小豆を使う理由は、小豆の赤が厄災を退けるおまじないの意味が持つからだそうです。

スポンサードリンク