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宝石サンゴとは(1)宝石サンゴといえば、小笠原諸島周辺に、中国漁船が大挙して押し寄せ、

密漁しているとニュースになりました。

その宝石サンゴというのは、どんなものなんでしょう。

 

サンゴは、刺胞(しほう)動物門花虫(かちゅう)綱に属する動物のうち、

固い骨格を発達させるもののことです。

サンゴは、ポリプという管状で触手を広げた、

イソギンチャクみたいな形態をしているもので、

海底の岩などに固着して生活しています。

サンゴ虫と呼ばれているのが、このポリプです。

 

固い骨格は、炭酸カルシウムが主成分の石灰質で、ポリプが分裂することで作られます。

サンゴには、サンゴ礁をを作るものや宝石として使われるものなどがあります。

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サンゴ礁を作るサンゴは、造礁(ぞうしょう)サンゴと言って、

六放(ろっぽう)サンゴ亜綱イシサンゴ目に属す六放サンゴで、

ポリプの触手は6本です。

サンゴ礁は、造礁サンゴが作った骨格が、海面近くまで積み重なった地形のことです。

 

造礁サンゴは、褐虫藻(かっちゅうそう)という藻の仲間が、細胞内に共生していて、

褐虫藻の光合成によって作られる有機物を、栄養としています。

このため、昔、サンゴは植物だと思われていました。

 

以前、大規模に起こったのでニュースになった、サンゴ礁が白くなる白化現象は、

この褐虫藻を失ってしまったために起こります。

その原因には、海水温の上昇などがあります。

 

宝石サンゴとは、八放(はっぽう)サンゴ亜綱ヤギ目サンゴ科に属すサンゴで、

宝石として装飾品に使われるもののことです。

八放サンゴなので、ポリプの触手は8本です。

水深100m以上の深海に生息していて、数百ミクロン程度までの大きさの、

動物プランクトンを、餌として食べています。

 

宝石サンゴの場合、サンゴ礁は作らず、たくさんのポリプが木の枝みたいな形の

群体を作ります。

群体には雄(おす)と雌(めす)があり、有性生殖によって繁殖します。

また、ポリプは無性生殖で増殖して、骨軸を形成します。

 

宝石サンゴとは(2)へ続く

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