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メニエール病になった時の対処メニエール病の治療には、基本的に薬が用いられます。

使用される薬は、イソソルビド、ステロイド剤、精神安定剤、ビタミンB12製剤などです。

イソソルビドは利尿剤で、強い浸透圧による脱水力で、内リンパ水腫を軽減します。

イソソルビドの商品名は、イソバイド、メニレットです。

 

減塩治療も行われます。

減塩治療は、欧米では一般的に行われていますが、日本では食生活の関係上、十分な減塩は困難だったりします。

 

めまいが発生した時には、嘔吐の症状が出て、薬を飲んでも吐いてしまったりするので、点滴が行われます。

点滴には、炭酸水素ナトリウム注射液、グリセロール、トラベルミン、制吐剤などが使われます。

 

重症化したり、難治になったりすると手術も行われます。

ただ、手術によってめまいは良くなりますが、聴力の低下は防げないことが多くあります。

 

一般的によく行われる、上記のような治療では、よくならないこともあります。

そのため、考えられた治療というのがあります。

まだ、どうして効果があるのか、はっきりしていなかったりしますが、効果のあった患者さんがいるという治療法です。

それらは、次のようなものです。

水分摂取療法

北里大学医学部・新世紀医療開発センター・先端医療開発部門・神経耳科学、長沼英明准教授が、2000年から始められました。

教授がメニエール病の発症メカニズムを解明する研究を始めた頃、

内リンパ水腫の出来るのは、抗利尿ホルモンの分泌が過剰になるため、

という研究結果が発表されました。

抗利尿ホルモンの分泌が増えるのは、脱水やストレスが原因というのは、以前から知られていました。
そこで、

脱水にならないよう十分な水分を摂取し、

ストレスを軽減すれば、

抗利尿ホルモンの分泌を抑制できると、

考えられたのが水分摂取法です。
この治療法では、カフェイン、塩分の入っていない水を、

男性で2~2.5リットル、

女性で1.5~2リットル、

毎日飲みます。

この方法は、めまいだけでなく聴力改善にも効果があるそうです。

30%が聴力を改善し、65%が聴力を維持できたという研究結果がでています。

ただ、心臓と腎臓に病気があると、多量の水分摂取によりダメージをうけることになるので、心臓と腎臓が健康でなければなりません。

2010年からは、内耳の血液循環を良くする、水泳(水中歩行でも可)も推奨されています。

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/153018/1

 

有酸素運動

現日本めまい平衡医学会参与・監事 高橋 正紘氏が、確立された治療法です。

その名の通り、有酸素運動をすることで、症状が改善するというものです。

有酸素運動をすることで、血液循環が良くなり、内耳の自然治癒力が刺激されたのだと考えられています。

ストレス対策とともに、有酸素運動を続けていくことが必要です。

この治療法では、

めまいが消えた人は46%、ほとんどなくなった人は27%、

難聴が改善した人は39%、

という結果が出ているそうです。

 

バイオプレート治療

これは、顎関節症の治療法です。

現代人は、柔らかい食べ物を食べることが多いため、顎関節が弱いので、知らないうちに関節症や歪みを起こしていたりするそうです。

この顎のズレが、強いストレスとなって、内耳だけでなく全身の不調を招くということです。

バイオプレートという、マウスピースをすることで、その下顎のズレを調整します。

http://バイオクリニック.net/symptom/dizzy.html

 

メニエール病を発症しても、症状が出ないよう予防するには、

次のようなことに気をつけてください。

規則正しい生活をする

適度な運動をする

ただし、運動することで、過労、寝不足、ストレスになるようでは逆効果です。

勝負にこだわったり、やり過ぎたり、無理な日程を組んだりしないように、気持ち良い汗を流すようにしましょう。

趣味に没頭する

コーヒー、アルコールの摂取は適度

塩分、水分を摂り過ぎない

水分摂取については、水分摂取療法の場合を除きます。

ダイビングはしない

めまいが起こると、上下がわからなくなるので、命に関わります。

 

それでも、めまいが起こってしまったら、めまいが収まるまで、横になるなど楽な姿勢で安静にしましょう。

光などの刺激を、遮断できたらなお良いです。

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